私は頭が固く、こうであるはずだ、と思うとなかなかその意見をかえないところがあります。でもベトナムへ留学中はその固定観念を覆される毎日でした。
伊藤優美さん(25才・不動産会社社員)。
私とベトナムの出会いも固定観念の覆しがスタートでした。私がベトナムと出会ったのは19歳の夏。高校時代の友人からベトナムへ研修に行ってきたという話を聞きました。そのベトナムの話や写真は私が思い描いていたベトナムとは180度違っていました。当時私はすでに大学一年生で、国際交流関連を勉強していましたが、自分の知らない世界が広がるベトナムに心を奪われました。
伊藤優美さんと友達。
私は2014年の7月からハノイへ留学していました。留学中は毎日が新しいの連続。電車の線路が毎日少しずつ出来上がっていく様子や、新しい建物が建つ様子にこんなにワクワクするのはハノイに来なければわからなかったと思います。日本では当たり前すぎて目に留まらなかったものが、ベトナムだと新鮮で目に留まりました。
ベトナムのMai Chauで撮った写真 。
ベトナム人はとにかく優しい人が多い!小さいことなのかもしれませんが私にとっては今でも鮮明に思い出せる特別な思い出で、私の拙いベトナム語でも一生懸命コミュニケーションを取ってくれて、友達も紹介してくれて、大学の授業から遊びに行くまで一日中連れ回してくれた、ある友人がいました。日本語が喋れる子は1人もおらず、その中でも一日中楽しく過ごすことができたのは、みんなが優しく接してくれたからこそだと思います。また、そういった環境を作ってもらえた事で、その後の留学生活の自信にも繋がりました。
「私の拙いベトナム語でも一生懸命コミュニケーションを取ってくれる友人がいました。」
今は不動産仲介の営業をしています。大変な時や辛い時もありますが、今でも留学当時のことを思い出すと、こんなことで思い悩むな!楽しく過ごせばいいんだと、当時の自分が何度も背中を押してくれます。私にとってベトナムは、自分をリセットしてくれる心休まる場所です。
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