クアンチ省(Quang Tri)ゾーアン集落(ゾーリン区/ Gio Linh)の住民は、5000年前(チャンパ王国時代)の井戸水を使ってクレソンを栽培している。
クレソンはきれいな水源があるところでないと植えられない。
水のきれいなところに植えてこそ、みずみずしい。少しでも土や汚染された水が付着すると、黄色く変色して枯れてしまうそうだ。
村の人々は、チャンパ王国時代の4つの井戸の新鮮な水を利用し、12ヘクタールでクレソンを栽培している。
肥料を使う必要もなくきれいな水だけで育てられた同村の野菜は他の地域より高い値段で販売することができる。
このクレソンを求めて遠方から買いに来る人も多い。
同地区人民委員会の会長は、今後はこの井戸水による独自の栽培地を活かして住民の生活の質を向上させたいと話している。