安心して楽しめるホームパーティーが定番に

長期にわたる規制からレストランが再開されても、利便性の低さと新型コロナ感染に対する恐怖心から、自宅でパーティーを選択する人が増えている。

10月初めに規制は緩和されたが、午後9時にはすべての飲食店が閉まってしまうし、感染への警戒心から、ファン・ヴー・ドゥック・トゥアンさん（Phan Vu Duc Tuan）は、いつものようにレストランで誕生日パーティーを開かず自宅に親しい友人を招いて食事をした。

料理もビールもすべて注文したので、レストランでのパーティーとほとんど変わらない感覚でした。パーティーをするにあたり少し緊張しましたが家でするほうが安心だし責任感を持てますとトゥアンさんは話す。

ホーチミン市では、多くのバーやパブが持ち帰り用のカクテルやその他のアルコール飲料をボトルで販売し、カラオケチェーンがシステムを貸し出している。
社会的距規制措置中に利用してくれた若いお客様は、緩和後も引き続きデリバリーや貸し出しサービスを利用し続けているという。

グエン・タイン・ロンさん（Nguyen Thanh Long）は、家で生ビールを飲むと食べ物を注文しなくていいのでレストランよりも安く済みます。だから、週末には友達を呼んで飲むことが多いです。
クラブやバーはまだ閉まっていて、大音量の音楽で踊ることはできませんが、親しい友人たちだけでカジュアルに楽しむことは外で楽しむことと大差ありません。
結局のところ、「友達と、予算内で、酔っぱらう」というスタイルは変わらないのですという。

最近ではホームエンターテイメントが充実していることもあり、気心の知れた人たちだけで、安心して楽しむことができるホームパーティはさらに定着していくとみられる。

しかし、パーティーに参加するかしないかは、各自本人の意思に任せて、ワクチン接種を完了していない人には参加前に検査をしてもらうなど、感染リスクへの配慮は責任をもって行っている。

グエン・タイン・ロン保健相（Nguyen Thanh Long）は、ベトナム北部は寒い時期に入っており、テトも近いことから油断し多くの人が集まる活動が行われるでしょう。新たなパンデミックを心配していますと警告している。