東急グループで唯一のベトナム人社員であるドアン・レー・ハイ・ゴックさん(Doan Le Hai Ngoc)は現在都市開発分野で働いている。
巨大スクリーンに囲まれたスクランブル交差点、ビルのオープニングセレモニー、街の壁に飾られる若手アーティストの作品、渋谷でパフォーマンスを行うアート団体など多岐にわたるプロジェクトチームに所属している。
さらに東急グループの鉄道システムのプロモーションの顔に選ばれている。
意義のある新しい街づくり
2010年、彼女は国際関係の学士号を取得し関連のある仕事に就きたいと思い日本に渡った。
しかし2011年、東日本大震災の被災地である岩手県でボランティアをしたことをきっかけに次第に都市建設に興味を持つようになった。
津波で地元の公園が流され、遊び場がなくなり、子どもたちは車道でサッカーをしているような環境だったため、ボランティア団体は行政と一緒になって公園の再建に取り組んだ。公園建設が終わるとそこは子どもたちの遊び場となるだけでなく、地域のお年寄りの集会所にもなった。
その時、建設事
入社から街の顔へ
2017年に東京急行電鉄に入社した。同社は入社後1年間、新入社員が異なる職種や支社で働くことを義務づけているため、彼女の研修プロセスは同業他社とは少し異なっていた。半年間はグループ子会社の東急ホテルズで、残りの半年間はグループ内の鉄道会社でインターンを行った。
2018年には、渋谷地区再開発プロジェクト実行グループに配属されプロジェクトのPRやマーケティングを担当するることになり、街づくりに尽力しその実力を発揮してきた。
渋谷区はその多大な貢献から「ありがとう」の意味を込めて、渋谷スクランブル交差点のビルに彼女のポートレートを映し出した。
さらに彼女の活躍はNHKワールド・ジャパンのコラム「日本で働く」でも紹介された。
これらはベトナム人駐在員の活躍に対する日本の人々の見方を変えるのに役立っている。
特に彼女の専門知識と情熱は渋谷の街づくりに貢献し目覚ましい成果を上げている。
〈ThoiDai〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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