ご当地カップとの撮影旅行で世界一周

投稿: KilalaOct 6, 2021

ホーチミン市からオークランドをサンディエゴを経由して到着したチリ・イースター島のモアイ像 ⓒ Vn Express

ホーチミン市からオークランドをサンディエゴを経由して到着したチリ・イースター島のモアイ像 ⓒ Vn Express

バリア・ブンタウ省に住むルオン・タン・チュオンさん(Luong Thanh Chuong/47歳)は、集めたご当地カップを携え、10年かけてそのデザインの場所を巡る世界一周旅行を2013年に計画した。
その旅行では目的地のご当地カップを持参し、記念写真を撮ることに挑戦している。

チュオンさんが2015年から2017年にかけて集めたカップは430個。カップには旅行先の都市名、国名、地域名、またはモニュメント、花、動物などの有名なシンボルが描かれている。これらを見ながらこれから行く目的地に思いを馳せ旅の準備をしている。

デザインの例として、スイスのカップにはエーデルワイスの花とマッターホルンの山という2つのシンボルが描かれ、オーストリアのカップにはチロルの帽子とアルプスの山。ブルガリアのカップにはバラとオスレコフの家が描かれている。

彼は400個以上のカップに描かれた860の目的地に行くことを目指している。5年間で86カップの172カ所に訪れた。
このようなチャレンジするほかの人たちの多くは有名な場所に行くが、チュオンさんの場合は人里離れた山間部の険しい場所を目的地に選んでいる。

都市部で有名なアイコンを撮影するのは簡単です。山や動物の写真を撮るのは本当に難しい。
例えば、マレーシアのサバ州のシンボルであるオランウータンとキナバル山に行くには、サバ州の入域許可書を取得し4,000メートル以上の山に登らなければなりませんでした。

一番震えた撮影は、保護区でのオランウータンの撮影だった。保護区のスタッフに頼んでオランウータンを「おびき寄せる」必要があり、オランウータンが携帯電話やコップを奪って森の中に消えてしまうのではないかと心配で、撮影中は全身が震えていましたと撮影の厳しさを語ってくれた。

そのような旅の中、最も印象に残っているのは中国の吉林省にある長白山の頂上での撮影で、到着したとき気温マイナス20度の吹雪だったという。また、最も面白い撮影スポットは中国の成都でパンダと一緒に撮影したときだった。

踊り子のモデルを探しカップのデザインと同じ様に撮影 ⓒ Vn Express

踊り子のモデルを探しカップのデザインと同じ様に撮影 ⓒ Vn Express

世界には彼のようにカップを集めるのが好きなコミュニティがあり、フィリピン、アメリカ、ヨーロッパ、中国など多くに国の参加者がいる。
この存在を知ったチュオンさんは2014年から加わり、このコミュニティのおかげで外国語能力は向上し、一人で旅するときに不自由ないほど語学力に磨きがかかったという。
また、コミュニティ内での報告や情報交換、さらには目的地で直接会い案内もしてくれる仲間もできた。

旅行が自由になって、また直接会い共通の話題に花を咲かせることが楽しみだとチュオンさんは次の撮影旅行を心待ちにしている。

チュオンさんのカップコレクション ⓒ Vn Express

チュオンさんのカップコレクション ⓒ Vn Express
〈Vn Express〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。

その他のニュース

ニュースランキング