長崎の留学生の皆さんに長崎のことをもっと知って欲しいプログラムを提供しています。2018年長崎留学生支援センター活動紹介。
1. 長崎平和大学:長崎の原爆と長崎の歴史を学びました
午前中は原爆投下直後の長崎の記録映像を見てから、被爆者から被爆体験談を聞きました。留学生は実際に被爆者からの話を聞くことでより核兵器の悲惨さや平和の尊さを学ぶことができました。その後、長崎港の長崎水辺の森公園に移動し、昼食をとり大学間の交流を行いました。
午後からは爆心地の平和公園、原爆落下中心地、長崎原爆資料館及び長崎歴史文化博物館を見学しました。見学は、国・言語別に班編成を行いボランティアである平和案内人の皆さんの案内で原爆遺構を実際に目にし、原爆被害に関する理解を深めることができました。長崎歴史文化博物館の見学では400年前の江戸時代の鎖国中に唯一外国と交流ができた長崎の役割と歴史、それによる異文化に影響を受けた独特な文化について学ぶことができました。
長崎旅ネット
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2. 佐世保市三川内地区における工芸文化体験
日時:12月15日(土)
場所:三川内陶磁器工業協同組合
参加者:長崎県下の留学生44名
12月15日(土)に実施した「ながさき文化体験講座」は長崎県佐世保市三川内地区の「三(さん)川内(かわち)焼(やき)工芸体験」に、長崎県内の7か国・地域からの留学生44名が参加しました。今回の体験では、焼き物で有名な佐世保市三川内地区の散策と三川内焼きの絵付け体験、佐世保バーガーの食体験などを行いました。三川内焼は400年前に朝鮮半島からの陶工を始祖として特に「唐子(からこ)絵(え)」と「透かし彫り」の高級陶磁器で有名です。山をへだて有田焼、波佐見焼と陶磁器の産地が隣接しています。
三川内焼美術館に移動して陶芸体験を行いました。希望により、「素焼きの器」に「透かし彫り」と「絵付け」のどちらかを選択して行いました。「透かし彫り」は乾燥していない柔らかい生地に思い思いのデザインを削り取って作っていきました。「絵付け」は、用意された図案の本やネットで探し出した絵などを参考にして、慣れない筆に苦戦しつつも、塗料の濃淡をうまく使って絵付けを行いました。自分たちが作成したものが、作品となって手元に残ることに学生たちは大変喜んでいました。
陶芸体験後は、三川内山の散策を行った。ガイドの方からどのように三川内焼が発展していったのかを聞きながら、古い窯元集落を見学しました。学生たちは窯元だけでなく、日本の古い家屋などにも興味をもって、散策を楽しみました。
ちなみに昼食は地元で有名な「佐世保バーガー」と地元の「世知原(せちばる)茶(ちゃ)」いただきました。佐世保市外の留学生にとっては佐世保バーガーを食べるのは初めてという学生も多く、喜んでいました。
三川内焼 三川内陶磁器工業協同組合: www.mikawachi-utsuwa.net
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