9カ月の選考を経てハノイとホーチミン市の6人の学生が、ホンダ奨学金(Honda Award)を受賞した。
科学技術部門で選ばれた3人の学生は7000万ドン(約37万円)とホンダバイク・ビジョンを受けとった。
さらに今後4年間で次のようなチャンスが与えられる。
日本で1年以上の大学院研究またはインターンシップに参加する場合は2億3500万ドン(約125万円)。日本で10週間以上1年未満のインターンシップに参加した場合の1億6500万ドン(約88万円)。
インターンシップ終了後、大学院留学を続けると7000万ドン(約37万ドン)。
さらに工学部の学生100名に奨励金1000万ドン(約5万3000円)を授与した。
他の専攻の学生には2000万ドン(約10万6000円)の奨学金とホンダバイク・ビジョンが授与された。
さらに80人に800万ドン(約4万3000円)の奨励金を贈った。
ホンダベトナム奨学金2021は、昨年9月に発足し全国の多くの学生から注目を集め、学業、科学研究、社会活動で高い実績を持つ学生から917件の応募があった。
今回の対象者は2021年に科学技術やその他の専門分野の18の大学を卒業したばかりの学生とした。応募者はホンダベトナムでインターンシッププログラムを体験する機会がある。
2021年11月に行われた書類審査の結果、186名が選ばれ、大都市交通事情におけるバイクの解決策をテーマとした小論文の審査が行われた。
その後、優秀な候補者30名が面接に挑み6名が選考された。
ホンダベトナムは常に発見し挑戦を受け入れる精神で、この奨学金によって学生たちが夢を実現し、新しい価値を創造する旅を続ける原動力になることを願っている。
以前から本田財団(Honda Foundation)、ホンダベトナム(HVN)、科学技術戦略政策研究所(NISTPASS)、教育訓練省が共同で奨学金プログラムを実施してきた。
これはベトナム、インド、ラオス、カンボジア、ミャンマー、バングラデシュなど、アジアの途上国のエコテクノロジー分野の若い才能を発掘・育成するために、本田財団が設立したものである。
ベトナムでは、過去15年間に主要大学の理工系専攻の優秀な学生146名に奨学金を授与し、そのうち44名が引き続きYES Plus奨学金を受給し、日本の大学や研究機関での修士・博士課程への留学やインターンシップに参加している。
彼らの多くは、ベトナム、日本、そして世界の多くの先進国の科学技術分野の研究機関、大学、大企業で研究や仕事をしている。
他の専攻の学生にもより多くの機会を開きたいという思いから、2020年にホンダベトナムは科学技術戦略政策研究所および教育訓練省と協力して規模を拡大し、正式に「ホンダ奨学金(Honda Award)」と名称を変更し、それに伴い応募者や奨学金の仕組みも変更された。
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