この春、長崎県五島市にある五島日本語学校のベトナム人留学生1期生が卒業する。
同校は、五島市・長崎県公立学校法人・長崎県五島振興局・学校法人九州総合学院が連携し構築した公私協力による日本語学校となっている。
学校長は卒業にあたり、ベトナムの生徒たちはとても素直で、優しく、規律正しく、勉強も仕事も一生懸命に取り組んでいたと称賛し、彼らが若いリーダーとして、国の発展にもっと貢献し、同時に日本とベトナムの架け橋になってくれることを願っていますと述べた。
留学生にとって夢のある学校
「日本の大学への進学を前提とした教育プログラム」が同校の強みだという。
日本語試験については、年間800時間の日本語学習プログラムを構築し、定期的に日本の学校との交流を行い、日本語と日本の伝統文化を学べるようにしている。
また、日本語を学ぶ学生を呼び込むために様々な支援を行っている。
奨学金制度で月々4万円の支援をしている。さらに日本語能力試験に参加し、N1、N2に合格すれば2万円を支給する。
このように、2年間の留学で一人当たり約100万円が無償支給される。
そのほかにも実習生で来日する人を支援する制度も充実しており、来日時の日本語能力が十分でない場合、無料で日本語を学ぶことができる。
さらなる学業への道
卒業を控えるアン・ゴックさんは、私も友人も学校や五島の人たちから多くの援助を受け、地域のコミュニティや文化とのつながりを感じていますと話す。彼女は卒業後、長崎大学で勉強を続ける。
またトゥイさんも、長崎大学で勉強を続け日本で就職して経験を積んでからベトナムに帰りたいと計画を立てている。
同様にティンさんはここでの生活や勉強の環境はとても良く、友人たちと安心して勉強に打ち込めたと話す。卒業後は鹿児島県で情報技術の勉強をする予定だ。
〈VietnamPlus/Vietnam Net〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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