6G技術の研究開発する組織を立ち上げ

情報通信省電気通信局によると、6G研究開発のための運営委員会が結成された。世界的にこのような委員会を立ち上げたのは現在10カ国にとどまっている。

ベトナムは2022年に6Gワイヤレスネットワークの研究を開始する。ベトナムの通信産業は 5Gの展開と6Gネットワークの開発で世界のトップグループに入るはずだと情報通信相は述べた。

さらに通信ネットワークは、クラウドベースおよびソフトウェアベースのアーキテクチャに速やかに移行し、ネットワークがインテリジェントかつ柔軟になり、多数の特殊なサブネットワークにソフトウェアで構成できるようにしなければなりません。オープンRANは、5G、6Gの開発技術として利用されるでしょうと述べている。

また、6Gの周波数を2028年までに免許取得し、商業展開に移行するという目標も掲げ、ベトナム企業は5G、6G機器、伝送装置、端末装置の研究・製造を成功させることを目標とすべきであると強調する。

6Gネットワークは、AIやロボットが当たり前になる「インテリジェント時代」の土台となることが期待されているが、6Gの技術標準や周波数はまだ合意されていない。

電気通信局の担当者は、ベトナムは今年5Gを商用化し、2025年までに人口の25％が同技術を利用することを目指す。現在4Gサービスは国土の99.8％をカバーしているという。

大手通信事業者ベトナム郵電公社（VNPT）、モビフォン（MobiFone）、ベトテル（Viettel）の3社は、16の省・市で5Gサービスの商業的トライアルを行っている。

米国に本拠を置く電気・電子計測機器メーカーKeysight Technologiesの社長兼CEOは、6Gへの準備はまだ早すぎるということはないと主張する。

6Gは現在ちょうど研究段階ですが、それぞれのハードルを乗り越えるには時間がかかります。
5Gの展開がすでに始まっている今、6Gの計画を始めるのは早すぎるというわけではありません。
民間と公共のセクターのリーダーたちは、6Gによって可能になる無数のイノベーションをサポートするインフラ、新しいテクノロジー、そして標準を開発するために協力しなければなりません。
5Gの勢いを維持し、6Gへの道を切り開くために、私たちはこれまで以上に行動しなければならないのですと話している。