アイデアをスピーディに製品に活かすパナソニック

投稿: KilalaJan 4, 2022

ⓒictnews

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パナソニックは、技術革新と継続的改善の重要性を認識し、常に研究開発活動の強化に注力している。

ベトナムの技術基盤がまだ発展初期段階にあった2007年、同社は研究開発活動の促進を目的にパナソニックR&Dセンターベトナム株式会社を設立した。
ベトナムで家庭用電子製品のソフトウェアを設計、構築、開発をし、将来的に国内のみならずASEANや日本の市場向けのグローバルな技術レベルに達することを目標とした。

また、ベトナムの若さと新興技術の将来性を見込みベトナムをグループの戦略的投資市場の1つとし、製造工場だけでなく研究開発センターの併設もしている。

長年の経験を積み重ねたベトナムでの研究開発活動は、ソフトウェアのテストだけでなく、グローバル市場向けのネットワーク化されたスマートホーム製品の開発と設計にも参加し、ユーザーエクスペリエンス(消費者が製品やサービスを通じて得た体験)をさらに向上させている。

家庭用品の研究開発部門は除菌技術やAIエコナビセンサー技術で、2021年に同社の縦型洗濯機の売上高1位に大きく貢献した。さらにこれらの技術はパナソニック洗濯機に独自の競争上の優位性を生み出している。

パナソニックR&Dセンターベトナム株式会社ゼネラルディレクター岩崎正宏氏はベトナムのソフトウェアエンジニアのチームは非常に才能があり、国内だけでなくASEANにおいても人工知能技術の開発を支援・促進してきた。
また、包括的で持続可能なヘルスケアソリューションにおいては、ソフトウェアが実現するための鍵となります。私たちの研究開発センターはアイデアを実現し、消費者の要求を製品に変えるための架け橋となりASEAN最大のテクノロジーセンターを目指しますと話す。

経済コンサルタントのAlpha Betaは、パナソニックにとってベトナムの3つの研究開発センターは、同社が地域全体の研究開発ハブに発展するための基盤となり、ユーザーの健康に向けた技術によって国の繁栄と持続可能性に貢献します。
特に、パナソニックの製造工場に併設された研究開発センターはベトナム市場の重要な役割を示しているだけでなくこの方向性の正しさを再確認していますと評価している。

Alpha Betaが発表したDigital Economic Potential Reportによると、デジタル技術が経済で十分に活用された場合、2030年までにベトナムに1,733兆VND(約8750億円)以上をもたらす可能性があり、これは2020年のベトナムのGDPの27%に相当する。

〈ictnews〉
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