女性の人材確保と躍進

投稿: KilalaMar 23, 2022

人材獲得競争が激化する中、現在、70%以上の企業が女性社員を惹きつけ就労を維持するために、より包括的な環境づくりに取り組んでいる。
これは、アドバイザリー会社Grant Thornton Internationalが29の経済圏の5,000社のシニアリーダーを対象に行った「ビジネスにおける女性」に関する調査によるものである。

ⓒ VIR

ⓒ VIR

中堅企業のリーダーの 57%が、スキル不足が今後 1 年間で自社のビジネスにとって大きな影響を与えると予測している。
そのため中堅企業のリーダーの 95%がスタッフの家族計画を支援し包括的な文化を創造するための行動を起こしていることが明らかになった。

同社 の CEOは次のように述べている。
人材争奪戦と大量退職は減速する気配がありません。仕事を求める人たちはかつてないほど高い期待を持ち、交渉でも優位に立つようになっています。

私たちは有望な人材を集め維持するための包括的な取り組みを展開しています。
この取り組みはこれまで伝統的な働き方に縛られていた多くの女性にとって大きな利益となっています。
現在、彼女たちには選択の自由があり、より踏み込んだ環境づくりが当分の間続くとみています。

このような新しい働き方が多くの組織で標準になるにつれ、ビジネスにおける女性の長期的な利益になり、そうなることを期待していると88%が回答している。

このことは変化の兆しを示しているが、上級管理職に就く女性の数は低迷している。
世界全体では1ポイント上昇したのに対し、ベトナムでは6ポイント低下して33%となった。
これはロックダウンや学校の閉鎖により、母親が家庭での子どもの世話のために仕事を諦めざるを得なくなったためと考えられる。

ベトナムでは女性が占める割合が最も高い役職は人事部長で、2番目に高い割合の役職はCFOだった。

2021年の調査では上級管理職に占める女性の割合が、初めて重要な30%のしきい値を超えたことが明らかになった。ベトナムは33%でASEAN平均の37%には及ばない状況であった。

〈VIR〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。

その他のニュース

ニュースランキング