ベトナム証券取引所によると、3月の個人向け株式口座の新規開設数は27万011件となり、前年同月比238%増と急増した。
1~3月で67万5000口座が開設され、昨年記録した総数のほぼ半分を占めた。
ベトナムの個人株式投資家の数は現在493万人で人口の5%に相当する。組織口座では498万人となっている。
財務省は昨年11月、2025年までに人口の5%、2030年までに8%の株式投資を行うという目標を発表した。
2025年にはGDPの85%以上、2030年には110%以上を株式市場が占め、ASEANの4大市場となることを目指している。
ベトナムの株式市場は新型コロナにより600ポイント程度まで急落した後、現在は1500ポイント程度まで急騰し個人投資家が取引の大半を占めている。
昨年、ベトナムの株式市場は35.7%上昇し、世界第7位の上昇率を記録した。
HSBCベトナムの証券サービス部長は、韓国取引所が提供する新しい取引システムによって投資家の信頼が高まり取引過多の懸念が軽減されるため、ベトナムのベンチマークであるVN-インデックスは今年1月のピークから21%上昇し、1850ポイントに達する可能性があると述べている。
RongViet証券は、今年のベトナムの新規株式口座数は毎月平均15万件になると予測している。
投資運用会社VinaCapitalのヘッドエコノミストは、株式投資家の数は今後10年間で3倍になると予測する。さらに近年のベトナム株式市場の上昇は、台湾で起こったような数十年にわたる高騰の始まりとなる可能性があるという。
〈VnExpress〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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